チャレンジャーの生き様、創業トップの苦悩
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⑪-58
創業トップの苦悩
トップは、ベンチャーから零細企業、そして中小企業と企業の成長を最大のテーマで突っ走ってきたのだ。
その為、家族は、両親のいない環境での成長となり、世話は、祖母がすべて見ていたのです。
その代償が、両親の犠牲で成り立った創業です。
其れで、子供たちは、高校になると、東京へおばあちゃんと一緒にでて、東京の高校に進学したのです。
それは、子供に教育も放棄した感じですが、2人の男の子は、優秀で有名大学にストレートで入学したのです。
しかし、トップは、いつまでもこの状態、いや経営状態を自らのすべてをかけて維持すべきか?
悩みが出はじめたのです。
これには、奥様にも相談できず、一人コンサルや業界の人とたとえ話で判断を仰いでいたのです。
でも、この悩みにこたえる人がおらず、自らの判断で選択肢を模索し始めたのです。
社員へのバトンタッチ、金融機関へのバトンタッチ、商社へのバトンタッチです。
それぞれ、一丁一反が有り、判別は、結局3年間にわたり、これまでの経験と信頼感から、商社のルートを本格的に
模索し始めたのです。
○○商社は、操業時に提携した企業であり、信頼性は抜群です。
それに、市場環境がグローバル化しても対応できる商社との条件も備え、ほぼこの1社に内定した感じです。
でも、商社もそれなりの判断基準があり、なぜこの企業は当社に経営権を委譲したいのか?
其れで、この商社の徹底的な調査が入り、○○企業は、丸裸にされたのです。
それでも、商社は納得しがたく、なぜ何故の疑問だけが残るのです。
現状のままでも経営は、十分維持できるのに?
譲渡の意味が?
でも、それは、だれも経営権譲渡に疑問をもつ経営内容でしたから。
約2年位及ぶ内部、外部調査から、商社は決断したのです。
しかも、破格の安い価格で経営権を譲受したのです。
この決断には、トップの子供達への譲渡が不可能になたことが最大の決め手だと思います。
それに、社員の中に、創業トップに変わり、企業を成功させる能力に疑問が有り、皆断るのでした。
あたり前の結論です。
ここで、創業トップは、肩の荷が降りたわけでなく譲渡後、しばらくの期間は商社経営の行く末を見ていたのです。
あなたは?
これが創業経営トップの生き様です。
まねできますか?
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