チャレンジャ―の生き様、反省⑩-2
チャレンジャ―の生き様、
- ハウジング・トリビューンが選ぶ プレミアム住宅建材50 2017年度版
- 株式会社 創樹社
- 2017-10-20
- 本
⑪-110
反省⑩-2
◎①~⑨までの事案に関しての総合的な反省です。
これは、あくまでもメーカ主導の企業における反省です。
開発者としての反省は、やはり他社に先駆けた発想、計画、実行をスピードアップして
実行するシステムの構築が弱く、開発者の行動を指導、促進させることが弱く、大いに反省すべき点です。
勿論、商社や他の業界での開発者の立場も、ほぼ同じと予測します。
◎開発者の資質も大きな要点ですが、その業種でのトップメーカの場合と新規参入とでは、
まるで違う対応が必要です。
ココでは、業界NO、1での開発です。
それは、現状の延長線を極めることが第一であり、その先は、別行動隊の役割です。
即ち、先発企業の開発者は、すでに固定観念があり、この観念を飛び出すことは、半端でなく、
言い換えれば、無理です。
それよりは、従来品の改良が、有利に展開できるのです。
すなわち、装置も、治具も、施工法もそのまま活用でき、カタログの編集も部分改良で可能になり、
経費が少ない。
それは、原価が安くなり、製品全体のコストダウンにもつながります。
◎個のメーカにおける新製品は、
やはり別行動隊が受け持ち、指揮命令も別にする必要があります。
如何に、最初からの製品開発のむずかしさをゼロから初めて、新製品開発の意思が明確になり、
逃げ道をふさぎます。
◎その際の指揮権は、トップに直結すべきなのです。
経費、人材、納期などすべてがトップ管轄になることが必要なのです。
しかも、内容はシークレットです。
◎、この会社でも、それは明確に、指揮、命令系統が確立されており、
開発者は即決断でき、スピードアップと、自由な行動も保証されていたのです。
ただし、納期はある意味、おおよその期限のみ決定していました。
それでも、結論はやはり大幅の遅れと、コストアップと人材不足の
苦しい立場におかれたのです。
でも、トップ直結のため、関係者の行動を阻害する要素がすべて排除されていました。
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