チャレンジャーの生き様、第二創業期、本セラの運命
⑪-36
第二創業期、本セラ本格発売?
この時期は、定番の金属サイデングの他の商品、
真逆の本セラを本格的に発売するのです。
でも、この商品は、業界初、世界初と初物ばかりの新規な商品です。
しかしながら、金属サイデングと真逆のモノであり、重く、燃えず、断熱性に欠け、長尺にできず、
脆いなどの他に、
コストが半端でなく高い。
それは、素材から原料調達して、1貫ラインで押し出し、定尺切断、焼成,乾燥、の工程を1貫ラインで製造す
る世界初のラインです。しかも、原料投入から4時間位で完成する製品なのです。
その技術、その製造工程は、常滑、有田、天草、ドイツなどの技術、素材の調達から成り立っています。
まさに、グローバル技術の集大成なのです。
唯、この製品位は、市場で、大きな課題にぶち当たるのです。
それは、どこに売るのですか?
何所に、使うのですか?
何所に、特徴があり、その必然性は?
など、最大のマーケッテングに無着手でした。
金属サイデングルートで売れる?
それは、素人の浅はかさでした。
このような製品は、市場で、必要性を感じないのです。
少なくとも,安価なタイルがあり、広幅は、この種タイルを窯業版にはりつければ、完成するのです。
しかも、壁全体をタイル張りなど当たり前なのです。
しかし、本セラの広幅、900mm、長さ、5000mmなど、ミーセーモーのとしての価値がありますが、
人寄せパンダ以外何もないのです。
でも、業界での反応は、やはりタイル業界、窯業系業界は、無視の態度でした。
即ち、怖くない、彼らの商品の敵でないのだ。
さらに、質感の均一性が?
自然素材だから、同じ色彩が?似ている色彩は可能なのだが。
最大のネックは、価格がバカに高いのです。
まさに、新製品開発のイロハも無視しての開発品となっていたのです。
それは、経営トップの夢を実現するためだけの開発なのでした。
これは、開発の原点も無視したものであり、市場在りきでない。
あなたは?
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