施主と施工業者のちぐはぐな希望、開発の視点は
⑨-35
再出発の門出、ベンチャー企業の生き様、
製造現場の悩み、
この時期は、新製品が以前より加工が複雑な金属サイデングの生産があり、
製造現場も混乱していた。
少なくとも、種類が多すぎて納品、梱包など識別を明確にしないと、同じ梱包に違う外観の製品が
紛れるトラブルが頻繁に起きたのです。
少なくとも4種類の製品を1梱包ごとの梱包して在庫するのですが、
住宅等の建築物にその壁にマッチした、外観の金属サイデングを提供する必要があるのです。
でも、販売法は、1梱包ごとであり、施工者は、余計な商品を在庫する羽目になるのです。
これには、職人が悲鳴を上げたのです。
しかも、施工時のスピードは、大幅に遅れる事態になり、職人にとってはまったくの厄介者に
なったのです。
工場は、在庫管理を正確にする必要があり、配送にも注意することが重要になったのです。
まして、これに色彩のバランスなどのデザインを加味すると、まさにちんどん屋の感覚であり、非能率の際たる
施工現場になるのです。
それで、施主よりも施工業者の反発で、とても市場への拡販など期待できない環境になったのです。
ここに施工現場の声が無視された新商品開発のモデルです。
勿論、その後の開発では、やはり、施工と施主と製造現場のバランスをとることの重要性を再認識させられたのです。
開発の原点は、ココにも注意する必要が有ったのです。
当たり前なのかも?
でも、この時点では施主の要望をうのみにした開発の結果です。
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